ファミリーネットくんHOME > 料理・生活TOP > ゴハン 第3話
今や世界中から集まってくるフルーツ。日本のフルーツもこれからが美味しい時期ですね。この時期に一番美味しいのはやはりモモやイチジクでしょうか。
ところで、誤解されていることが多いのですが、スイカやメロン、イチゴ、バナナなどはフルーツではなく、実は「野菜」の仲間であることをご存じですか? 基本的にフルーツとは「樹木の花から実をつけるもの」に限られており、「草花から実ったもの」は「野菜」とされます。しかし、スイカやメロンなどは極めて糖度が高いため、フルーツとして扱われている野菜なのです。意外と考えたことはありませんよね。
この時期は、特に多くのフルーツが食べられる時季です。日頃の生活の中でフルーツを食べてみて、「サッパリとした甘さのもの」や「のどが渇くほどの甘さのもの」があることに気がついたことはありませんか?基本的に北東アジア(日本、中国、韓国)で作られるフルーツは「サッパリとした甘さのもの」が中心です。例えばモモ、ナシ、ブドウ、リンゴなどです。一方、東南アジア(台湾、タイ、フィリピン、インドネシア)などのトロピカルフルーツは、「のどが渇くほどの甘さのもの」が多いです。特にマンゴーやパイナップルなどです。この甘さの違いはフルーツ自体に含まれる「糖類」のバランスの関係なのです。
フルーツの甘さを作っている「糖類」は、「ショ糖(上白糖成分)」と「果糖」です。ショ糖は普段使っている砂糖と同じ成分ですので、ベタつく甘さが特徴です。しかし、果糖は砂糖より甘さが強いものの、後味がサッパリする特徴があります。ですから、ショ糖を含む割合が高いトロピカルフルーツは「のどが渇くほどの甘さ」のものが多く、果糖の割合が多いフルーツは「後味サッパリとした甘さ」のものが多くなるわけです。このように、フルーツに含まれる「糖類」の違いだけでこれだけ食味が変わり、印象までも違ってしまうところが面白いですよね。
今度、フルーツの甘さの違いを意識して食べてみて下さい。日ごろの味わいが深くなるだけでなく、お子さんのいい勉強にもなりますよ。

- パパイヤは、世界的に見ると「野菜」として食べている国が多く、完熟する前の青いパパイヤを好んで食べています。
日本でも沖縄料理に使われていますよね。また、パパイヤの種子は非常に苦く、鼻奥に残る臭いもあります。
食べる際には、この種をシッカリと取り除いてから食べましょう。 
- 日本人のマンゴーブームはスゴイですよね。
現在、日本に輸入されているマンゴーは、メキシコ産(ヘーデン種1-4月、ケント種5-7月)、タイランド産(4-6月)、フィリピン産(通年)、台湾産(アーウィ種7-9月)、があり、国産マンゴー(アーウィ種6-8月)は今が旬ですね。 
- よく「種無しブドウ」がありますが、なんで種無しになるのか不思議じゃないですか?
花が咲いた後に小さな実が房につきます。そしたら「ジベレリン」というホルモン拡散剤に何回か浸し、果実内の核を壊しているのです。
ですので、食べやすさでは「種無しブドウ」は便利ですが、本来の核を壊しているので“コク味”が薄いです。 
- リンゴやナシには、「ポリフェノール」が多く含んでいるために、切り口が「変色(酸化)」してしまいます。
これを防ぐ方法として、よく薄い「塩水」にくぐらせますが、その他にも「レモン水」が効果的です。

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松本栄文(まつもと さかふみ)日本料理BAR“花冠”料理長
若干24歳で花冠料理長に就任した、『料理界の神童』『カリスマシェフ』。
1981年東京生まれ。
町田調理師専門学校高等課程卒業
東京農業大学短期栄養学科を経て、同大国際食料情報学部卒業現在、料理長を務める傍ら、東京農業大学研究員、食の専門校L’ecoleVANTAN講師の他、調理師・栄養士専門学校で「食品学」を通じた食の専門家教育にあたっている。
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